中南米暦15年の店主がメキシコ雑貨の魅力を伝授!

【2023年死者の日】最新情報!有名3都市を徹底比較

Hola!

メキシコ雑貨こらそんの貴子です。

オアハカを舞台とした映画「リメンバーミー」が2017年に放映されてから、認知度が上がった「ディア・デ・ロス・ムエルトス(Día de los Muertos)」。

死者の日の時期には、メキシコの各地で様々なイベントやパレードが行われます。
そもそも何処へ行けば死者の日を楽しめるか?
絶対に外せない有名な都市が3ヶ所あります。
  • メキシコシティ
  • オアハカ
  • ミチョアカン州パツクアロ湖に浮かぶハニツィオ島
この3都市は距離が離れている為、同じ年に同時に楽しむ事は難しいです。
仮に強行したとして、移動時間が勿体なさすぎます。
ひとつの行きたい都市に絞り、とことん楽しむ方をお勧めします。

今回は、メキシコの中でも死者の日をより楽しめる3都市を、2023年最新情報と共に解説します♪

この記事の内容はこんな方へお勧め!

◎死者の日って何だろう
◎2023年10/31〜11/2を含む日程で、メキシコへ行く予定がある
◎死者の日に何処へ行こうか迷っている
◎死者の日で有名な3都市の雰囲気が知りたい

この記事を書いたのはこんな人
  • メキシコ在住4年&グアテマラ在住4年の中南米歴15年
  • メキシコのオアハカでゲストハウスを運営し出産を経験
  • 現在は北海道にてメキシコ雑貨屋さんを運営
もくじ

死者の日とは?

毎年11月1日と2日に祝われる、メキシコの伝統的な祝祭日で日本で言うお盆に当たります。
死者を偲び、感謝し、そして生きる喜びを分かち合うことを目的としています。
貴子

「え〜、怖そう」とよく言われますが、ポップな骸骨等が街中に溢れる、明るく愉快なお祭りです。

どんな行事なの?

死者の日は、メキシコの先住民の文化とキリスト教が融合した行事です。

アステカ文明では、死後の世界は「ミクトラン」と呼ばれる冥界であり、そこで死者は神々や先祖と一緒に暮らすと信じられていました。
スペイン人が征服した後、キリスト教の影響を受けて、死者の日は「諸聖人の日」と「死者の日」の2つの祝日が合体した形になり、現在に至ります。

かねてより死者の日には、故人の魂が帰ってくると信じられていました。

家族や友人は、故人の思い出を偲び、故人が好きだった食べ物や飲み物、故人が好きだったものを供えて、故人の魂を迎えます。
ガイコツやパン・デ・ムエルトス(死者のパン)などのカラフルな装飾品で、故人の魂を迎える準備をするのです。

メキシコの死生観

メキシコの死生観は、「死を悲しむのではなく、故人と再会し、感謝の気持ちを伝える」というものです。

死は生の延長であり、別の世界で生き続けていると信じられています。
故人への尊敬の想いが当たり前で、「故人の記憶がある限り、彼らは失われない」と考えられているのです。

このため、家庭やコミュニティにおいて、故人の写真や思い出の品を保管し、故人を追悼することがよく行われます。
故人のことを特別な日に思い出し、お花やおもちゃ、美味しい食べ物を用意して、その人や動物を祝うのです。

メキシコ人は死者の日には何をするの?

死者の日は、故人の魂が年に一度帰ってくると信じられている日です。
11/1は子供の魂。
11/2は大人の魂。

この日、人々は墓地を訪れ、亡くなった人たちの墓を飾りつけ、故人の好きなものを供えます。

そして、故人のことを思い出しながら、家族や仲間と一緒に一晩中楽しい時間を過ごすのです。
メキシコの人々は、たとえ亡くなったとしても絆を大切にします。
貴子

死者の日はメキシコ人にとって、とても大切な日なんです。

メキシコシティの見所

パレード

メキシコシティの見所は何と言ってもパレードです。

このパレードが始まったのは、実はつい最近。
そのきっかけは、映画「007 スペクター」の冒頭に、メキシコでの架空の死者の日のパレードのシーンがあったことから。

映画を見て、メキシコの死者の日の祭りに興味を持った世界中の観光客が、ありもしないパレードを見にメキシコシティを訪れるように。
そこで、メキシコシティの観光局が、映画に登場したパレードを再現することを思いつきました。

2016年、メキシコシティで初めてパレードが開催され、大成功!
それ以来、毎年パレードが開催されるようになり、今ではメキシコシティの死者の日の祭りの定番となっています。

2023年パレード最新情報

今年の死者の日パレードは、11月4日(土)に開催されます。
正確な時間はまだ発表されていません。(10/27現在 )
※メキシコ政府のサイトでは未発表のままですが、現地では情報が出ていると思いますので、ご確認ください!

例年では、午後12時頃から始まり、ショー全体の所要時間は約 4.5 時間くらいだったそうです。

パレードでは、カラフルな衣装を着た人々やガイコツや骸骨などの仮装をした人々が、伝統的な音楽やダンスを披露しながら歩いて行きます。
ソカロに到着すると、パレードの「グランド クロージング」として花火、ドローンによるライトショー、コンサートが行われる予定です。

ルートは、メキシコシティのチャプルテペック公園のライオンの門から始まり、レフォルマ通りを経由してイダルゴ駅を曲がり、ソカロ広場を目指します。
貴子

パレードは、メキシコの死者の日の祭りの華やかな雰囲気を存分に楽しむことができるイベントです。

ソカロの巨大オフレンダ

10 月 28日(金)〜11月 5 日(日)の期間
ソカロでは毎年、巨大オフレンダや死者の日に因んだオブジェが登場します。
メキシコの伝統的なダンスやパフォーマンスも披露されるので、パレードと重ならない時間に是非訪れましょう!

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