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Hola! メキシコ雑貨こらそん店主の貴子です。
突然ですが、メキシコ雑貨にどんなイメージを持っていますか? メキシコ好きな方には愚問ですが、あまり知らない方は 「メキシコ雑貨といえば、骸骨かな。」 「やっぱり、メキシカンハットでしょ。」 「ん〜、あと何あるっけ?」 という、認識の方が多いのではないでしょうか。 メキシコ雑貨を買うなら、「オアハカへ行け!」と言われるほど、可愛い手仕事雑貨が豊富です。 さらには、「メキシコの魅力をギュッと凝縮したような街」と呼ばれています。 それは、雑貨しかり料理しかり観光しかり 「オアハカへ行けばメキシコを観光した」と言えるくらい堪能できてしまうから!と勝手に思っています。 もちろん他の街も魅力的ですし、個人によって感じ方は様々だと思います。 そこまで言わしめる「オアハカ雑貨(←勝手に命名)の魅力」とは何なんでしょうか? オアハカで売られているものは、メキシコシティやカンクン、空港各地で見られます。 が!値段が3倍くらいしたり、クオリティが良くない場合もあるんです。 そこで「オアハカで買っておいた方が良いお土産&購入場所」を、在住した立場からお伝えします♪
この記事の内容はこんな方へお勧め!
◎オアハカでお土産を探したい
◎お土産探しを失敗したくない
◎効率よくクオリティと価格に見合ったお土産を買いたい
この記事を書いたのはこんな人
- メキシコ在住4年&グアテマラ在住4年の中南米歴15年
- メキシコのオアハカでゲストハウスを運営し出産を経験
- 現在は北海道にてメキシコ雑貨屋さんを運営
もくじ
可愛いものが溢れてる!雑貨類
職人技光る表情豊かな「アレブリヘ」
リメンバーミーでもお馴染み、アレブリヘは木彫りの動物達のことです。 英語では、ウッドカービングと呼ばれています。 動物達のデザインが様々で、ドット柄だったり幾何学模様だったり、体毛を表現していたりと色々あります。 表情も、ゆる〜いものから、キリッとした仕上がり、寄り目だったり、見ていて飽きません。 オアハカにはアレブリヘの生産が盛んな村が3つあります。
- サンマルティン・ティルカヘテ
- アラソラ
- ラ・ウニオン
どの村にも「巨匠」と呼ばれるアレブリヘ生産に貢献した、世界に認められた人物が存在します。 そして、アレブリヘの仕上がりはどれも似たようなものではなく、その村々で発展した独自の特徴を持っています。 さらに、同じ村でも、職人によって仕上がりはかなり異なってきます。 その3つの村は方角的にバラバラで、1日で全て訪れるのは大変です。 オアハカ市内でも購入可能ですが、村へ行って工房を尋ねた方が、リーズナブルに楽しく購入できます。 海外での醍醐味!値段交渉が可能だったり、作品の背景や職人のこだわり等直接尋ねることが出来ますし、人柄に触れることができます。
アレブリヘを購入する時は、自分の好みを絞って1つの村を訪れてみよう!
レトロな雰囲気が可愛い「オハラタ」
オハラタとは、スペイン語で「ブリキ」のことを言います。 切り出した金属を、手作業で凹凸をつけ、ペイントを施したものです。 オアハカで制作されるオハラタ製品は、コントラストの強い色付けをされているものが多いですが、鏡と合わせたり、色付け加工せずブリキの良さそのままを生かしている作品も見られます。 オハラタは生産が盛んな村はなく、オアハカや郊外の自宅兼工房で製作されています。 そのため、工房や職人を尋ねるより市内で購入するのがオススメです。
市内のセレクトSHOPやメルカドのアバストス、ベニート・フアレス、民芸品市場で好みの物を探してみよう!
ショップによって、扱っている職人さんが違うので、見比べてみるのも楽しいです。
好みのものが絶対見つかる「陶器」
メキシコ全土では、セルビン焼きやタラベラ焼きが有名です。 あまり知られていませんが、オアハカ近隣の村では、「バーロ○○」と呼ばれる陶器作りが盛んです。 バーロとは、直訳すると泥のことで、その後に続くスペイン語は色を表しています。 大きく分けると4種類あります。
- バーロロッホ(赤い陶器)
- バーロネグロ(黒い陶器)
- バーロベルデ(緑の陶器)
- バーロナチュラル
この中でも有名なのが、バーロネグロと呼ばれる黒い陶器。黒く神秘的な輝きが魅力的です。 興味があれば、生産地のサンバルトロ・コヨテペック村の工房を訪ねて見るのも楽しいと思います。 他にも、アツォンパ村では素焼きとバーロベルデの作品が制作が盛んです。 それぞれ生産されている村があるのですが、あちこちに分散されているので全ての村を訪れるのは大変です。 色々な種類を見比べたいのであれば、市内で購入するのがオススメ。 バーロ製品もオハラタ同様、市内のメルカドやセレクトSHOPで購入することができます。 特に、バーロナチュラルと呼ばれる陶器の職人は、数少なくとても希少なものとなっています。 好みの陶器を見つけたら、出会いだと思って購入してもいいかもしれません。
市内のセレクトSHOPやメルカドのアバストス、ベニート・フアレス、民芸品市場で好みの物を探してみよう!
購入時の注意
日本の市場では、バーロ製品の食器類はほとんど見られません。 その理由として、「一部のバーロ製品は、素焼きの段階の陶磁器の表面に塗っておくうわぐすりに、鉛を使用している」からです。 メキシコでも健康被害が出たため、鉛を使用しない手法で製作している工房もありますが、鉛を使用した昔ながらの製法を行っている工房があります。 ※日本では2008年に、食品衛生法に基づく食品・食品添加物等の規格基準の一部が改正され、食品用途の陶磁器における鉛やカドミウムの溶出量の規格が以前より厳しくなりました。 販売する食器類の輸入は検疫を通す義務がある為、日本国内で販売されているバーロ製品は安全が保証されていますが、フリマなど個人売買のものは注意が必要です! 自己責任で現地で購入し検疫を通す必要のない個人の「口にする可能性のある食器」は、購入時に「sin plomo?」(鉛なし?)と確認してから購入しよう。
すでに大人気!「メルカドバッグ」
ファッションに敏感な人なら、すでにご存知かごバッグ。 もともとは、服役中の受刑者の支援の一環から制作されていました。 少し前は見学もできたようですが、すでに部外者は入れなくなったようです。 現在では、オアハカのかご職人によっても制作されていて、オアハカ市内の至る所で見かけます。 デザインも色々あって、幾何学模様やストライプ、ツートン、無地と、その年によって流行があります。 メルカドバッグは、大きく分けると4種類あります。
- メルカドバッグ
- ランチボックス
- レザータイプ
- ウッドタイプ
- リュックタイプ
オススメは、様々なシーンで活躍できるランチボックスタイプです。 このタイプは、日本の市場ではあまり見かけません。 好みのデザインでランチボックスタイプを見かけたら、是非買ってみよう。
市内の市内のセレクトSHOPやメルカド、ティアンギスで好みの物を探してみよう!
てしごとの温かみ感じる!ファブリック
ウールの絨毯「サポテックラグ」
現地では「タペテ」と呼ばれる絨毯で、テオティトランデルバジェ村で制作されています。 コースターサイズから2M四方を越える大きさもあり、デザインも様々です。 サポテックラグの特徴は4つあります。
- 羊毛から糸を紡いでいる
- 生き物や植物など自然染料によって染色されている
- 足踏み式機織り機を使用し、複雑なデザインと何種類もの糸を操りながら織っている
- 古代遺跡の伝統的なサポテックのデザインに基づいている
染色では特に青・赤の染めが、デザインでは丸を綺麗に織るのが難しいと言われています。 その為、この要素が含まれるラグは特に高価な値がついています。
ラグを探すなら、絶対に村へ行って購入しよう。 現在は、コスト減や発色性を出すために、敢えて一部化学染料を使用している工房もあります。 自然染料のラグを求めている場合には、イサックバスケス氏の工房へ訪れてみよう。
安くない買い物なので、胸に響くラグがあれば一生物としてお財布と相談してね!
普段着としても活躍できる!刺繍を施した民族衣装
刺繍ワンピース
刺繍好きなら外せない、サン・アントニーノ村の刺繍です。 マンタと呼ばれるコットン生地に咲いた細かなお花は、村で愛されているペンサミエントがモチーフで、日本でいうパンジーの一種です。 このペンサミエントの刺繍にグラデーションをきかせるのがとても難しく、お花が美しく数が多いほど高級と言われています。 サン・アントニーノ刺繍の特徴は3つの技術にあります。
- ペンサミエントなどの植物や鳥のモチーフを仕上げる「サテンスイッチ」の刺繍技術
- デスイラードと呼ばれる「網のように糸を透けた模様のように縫う」刺繍技術
- アスメシープエデスまたはアベルシープエデスと呼ばれる「人などの模様を糸で縫い上げる」刺繍技術
村にはたくさんの工房があるから、購入するならサン・アントニーノ村を訪れてみてね!
まとめ
いかがでしたか。 オアハカ雑貨や民芸品について、なんとなくイメージができたのではないでしょうか。 手作りの一点ものは、出会いとインスピレーションが大切です。 次通った時に買おうと思っていて、数時間後にはなかった!ということもあるあるです。 コロナウィルスの影響で旅行を制限されていましたが、現在は活発になってきています。 オアハカに訪れる際には、参考にしてみてください♪