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Hola!
メキシコ雑貨こらそん店主の貴子です。
ゲラゲッツァのメインイベントといえば、『Los Lunes del Cerro』ですよね〜。
チケットを購入出来た皆様、おめでとうございます!!
なかなか手に入らない貴重なチケットです。
チケットを手に入れたからこそ、このページをご覧いただいていると思います。
または、無料の観覧席を狙っているかですね!
初めて参加する方にとっては、どんな様子なのか事前準備は必要なのか?などなど、気になる所ですよね。
そこで今回は、メインイベントを思う存分満喫する具体的な楽しみ方を、惜しみなくご紹介していきます♪

この記事の内容はこんな方へお勧め!
◎ゲラゲッツァのメインイベントを攻略したい
この記事を書いたのはこんな人
- メキシコ在住4年&グアテマラ在住4年の中南米歴15年
- メキシコのオアハカでゲストハウスを運営し出産を経験
- 現在は北海道にてメキシコ雑貨屋さんを運営



チケットを持っていない方は、こちらの記事からどうぞ!
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もくじ
ゲラゲッツァの概要


日程 | 7月 21&28日(2025年) |
時間 | 10時 17時 |
場所 | Auditorio Guelaguetza (要チケット) |
このお祭りは、メキシコ南部のオアハカ州で毎年7月に開催される特別なメインイベント。
地元では「ロス・ルネス・デル・セロ」(Los Lunes del Cerro)とも呼ばれています。
直訳すると「丘の月曜日達」。
ロス・ルネス・デル・セロは、毎年開催日が決まっています。
7月の第3月曜日と第4月曜日の2日間で、1日2回(10時〜&17時〜)の合計4回の公演が行われます。
※例外あり
メインステージには、オアハカ州の8つの地域から集まった十数のコミュニティがステージに上がり、午前と午後の2回の公演でそれぞれ異なるグループがパフォーマンスを披露します。
公演では、この8地域から15前後の踊りが披露されます。
※日程や午前と午後では、公演内容と披露される踊りの数が若干違います。
1公演は大体4時間程度です。
4時間と聞くと「ながっ!」と思われるかもしれませんが、あっという間です!
そのくらい楽しいです!
7月はゲラゲッツァ期間となっており、公演だけでなくオアハカのあちこちで様々なイベントを開催。
ワークショップや文化講座など、オアハカ文化を深く理解するチャンスでもあります。
ゲラゲッツァ期間にオアハカを訪れるならば、ぜひその魅力を体験してみてください!
会場への行き方
セントロから会場の「Auditorio Guelaguetza」までは、徒歩で約25分ほどです。
途中丘へ登るための、階段があります。
振り返ると景色が素晴らしいので、余裕をもってお出かけしましょう!



ちなみに私達はタクシーで行っちゃいました。
最大限楽しむためのポイント5つ


この特別な会場で、公演を心ゆくまで楽しむには、ちょっとした秘訣が必要です。
そこで今回は、初めての方でもゲラゲッツァを最大限に満喫できる「楽しみ方5つのポイント」を早速ご紹介していきます!
①オリジナルグッズ&特産品をゲットしよう!






入場時のオリジナルグッズ
スポンサー企業が、自社製品のサンプルやノベルティグッズを配布することがあります。
ゲラゲッツァオリジナルの帽子や扇子などです。
遅い時間に到着するともらえない可能性もあるので、会場には少なくとも2時間前に到着するようしましょう。
また、会場周辺の露店やオアハカ市内のショップで、オリジナルグッズを販売していたりします。
是非入手してから会場入りしましょう!



特に帽子は、特産品をキャッチしたり頭の上で左右に振って会場を盛り上げたりと、大活躍します!
各演目終了後の特産品
各演目終了後に、演者さんから観客へ太っ腹なプレゼントがあります。
その地の特産品や民芸品を観客席に向かって投げるんです!
パイナップルがそのまま投げられ、「ゴーン」と頭に直撃していた人もいたので、注意が必要です!笑
そして、この特産品をみんな必死で受け取ります。
それこそ、隣の人を押し退けて奪いにいく感じです!笑
周りのメキシコ人達は、帽子を受け皿代わりに上手に獲得していました。
投げられる品物にはさまざまな種類がありますが、代表的なものをいくつか挙げると
果物:リンゴ、パイナップルなどの地域特産フルーツ
野菜:プラタノ、じゃがいもなどの新鮮な野菜
伝統的な食品:地域の名産の手作りパンやお菓子
工芸品:地域の手工芸品や工芸品を模した小物
これらの品物の特徴としては
地域の誇りを象徴:その土地ならではの特産品を通じて地域の特色をアピール
感謝と喜びの表現:踊り手の投げる行為は感謝と喜びを表現し、観客も一体となって楽しむ
交流促進:品物を受け取った観客や参加者との交流や結びつきを深める役割も果たす
ゲラゲッツァ(Guelaguetza)は、サポテカ族の言葉で「贈り物」「分かち合い」「相互扶助」といった意味を持つ言葉。
演者さん達は、自分たちの踊りを観に来てくれた観客への感謝の気持ちを込めて特産品を投げてくれています。



周りに負けじと特産品をゲットしよう!
②演者さんと一緒に撮影しよう!






会場に入るとこんな感じ(↑写真)で、ステージを中心として扇型に座席が広がっています。
上の写真だと分かりにくいですが、演者さんはA1&A8に座席があります。
公演が始まる前は、席から離れて演者さん同士で話に花を咲かせていたり、写真撮影をしていたりします。
そして、ここがシャッターチャンスです!
早めに会場入り出来たのに、大人しく席に座っていたらもったいないです!
唯一近くで撮影が出来るので、どんどん声をかけて一緒に写真を撮ってもらいましょう。
「ウナ・フォト・ポルファボール(Una foto por favor)」
と、カメラを向けるだけでも快く応じてくれますよ!
③演者さんの踊りや衣装に注目しよう
ゲラゲッツァでは、オアハカ州の代表的な8地域がそれぞれを代表する踊りを披露します。
何にも分からなくとも楽しめる踊りですが!!
何となくでも特徴を理解していると更に楽しめるので、是非チェックしておきましょう。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Oaxaca_regions_and_districts.svg
Map_of_Oaxaca.svg: El bart089derivative work: Aymatth2, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons
8つの地域 | 特徴 |
---|---|
バジェス・セントラレス (Valles Centrales:中央盆地) | 「La Danza de la Pluma 」「Jarabe del Valle」が有名。 祭司の奉納祭や祭典、結婚式で知られる。 |
シエラ・ノルテ (Sierra Norte) | 色とりどりの衣装と、先住民族の影響を受けた踊り。 その部族の強さと抵抗力を示している。 |
ラ・カニャーダ (La Cañada) | 田舎の暮らしを彷彿とさせる踊りと音楽。 衣装は地元の植物を象徴する要素を強調している。 |
パパロアパン (Papaloapam) | 明るく色鮮やかな衣装とリズミカルな踊り。 その地域の豊かさを象徴。 |
ミステカ (Mixteca) | 伝統的な歴史と古代の精神を反映した踊りと音楽。 衣装には先祖や原点からの影響を表現。 |
イスモ (Istmo) | 色彩豊かでエネルギッシュな踊りと音楽。 衣装は地域の文化的な豊かさを強調。 |
シエラ・スール (Sierra Sur:南部山岳地帯) | 陽気で儀式的な踊り。 自然とのつながりを反映した衣装を身にまとう。 |
ラ・コスタ (La Costa:海岸地域) | 海岸の影響を受けた踊りと音楽。 陽気なリズムと、海や熱帯の植生を連想させる衣装を身にまとっている。 |
華やかな踊りから儀式的な踊り、ストーリー性が特徴の踊りなど、本当に様々なのですが
その中でも
「トイレで席を外しちゃったらもったいない!チェックすべき踊り」
をご紹介します!
見逃せない踊りBEST3
※残念ながら、2025年では参加表明がされていませんが、今後の期待を兼ねてご紹介します。


「Flor de Piña」
フロールデピーニャは、トゥクステペックの女性が披露する、パイナップルを頭に乗せた優雅な踊りです。
鮮やかな伝統衣装を身にまとい、優雅で流れるような腕の動きと小刻みなステップで、故郷への誇りを表現します。
その美しさと力強さは観客を魅了し、祭りのハイライトの一つです。


「Danza de la pluma」
「羽の踊り」は、スペインによるメキシコ征服をテーマにした、先住民族起源の踊りです。
戦いの再現や宗教的意味合いを持ち、リズミカルなステップと力強い身振りが特徴。
色鮮やかな羽飾り付きの頭飾り、刺繍入りの衣装、革製のサンダルを身につけ、歴史と信仰を表現します。太陽や月、動植物をモチーフにした衣装は、踊りをより華やかに彩ります。


「Jarabe Mixteco」
オアハカ州ミシュテカ地方の伝統的なフォークダンスで、求愛と結婚をテーマにした陽気で活気あふれる踊りです。
軽快なステップと小刻みな足捌きが多用されます。
特に、男女が向かい合って素早く足を踏み鳴らす「キコ」(zapateado)と呼ばれる部分がハイライトで、その速さと正確さが見どころです。
④「Flor de Piña」のラインダンスで生まれる一体感を肌で感じよう!
※2025年は参加表明がありません


演目は全て素晴らしいのですが
「きっとみんなこの踊りが目当てでここに来てるよね!」
というくらい人気な踊りがあります。
市内のパレードでも披露されますが、このステージでの迫力は必見の価値があります。
その名も「フロール・デ・ピーニャ」(Flor de piña)。
オアハカ州北部のサン・フアン・バウティスタ・トゥクステペックという地域を代表する踊りです。
パイナップル(ピーニャ)の収穫を祝う踊りで、豊穣への感謝と喜びが込められています。
特に盛り上がるのが、ラインダンス。
後方から前方へ移動しながらのラインダンスは、割れんばかりの歓声が響き渡ります。
この時の鳥肌が立つほどの会場の雰囲気は、まるで昨日の出来事のように鮮やかに思い出せるほど。
観客の声援と音楽の響きと踊りが一体化し、会場はとてつもないボルテージにのみこまれます!



そんな特別な体験を、是非楽しんでほしいです。
⑤フィナーレで踊ろう!


すべての村が踊り終えると、踊り終えた演者さん達もステージに上がりフィナーレを飾ります。
ステージはもはや寿司詰め状態ですが、会場バックでは花火が打ち上げられ、ゲラゲッツァ最後の盛り上がりを見せるとびきり華やかなフィナーレとなります。
観客も座席から立ち上がり一緒になって踊り出すので、会場全体が一体となって熱狂の渦に巻き込まれます。
周りに負けじと一緒い踊りまくりましょう!笑



ステージ付近まで降りて写真撮影をしている方が、たくさんいました!
注意点


セキュリティチェック
入場時にセキュリティチェックが行われます。
当然ながら鋭利な物等は持ち込み不可です。(日傘も没収されました、、、)
他にも、ドローンや嵩張る大きな荷物、自撮り棒なんかも持ち込み禁止です。
更に、ゲラゲッツァ会場の建物の中では、残念ながら食べたり飲んだりできませんし、禁煙です。
食べ物&飲み物もNGで、水筒やペットボトルも没収されます。
会場に入る前に、食事&水分摂取を済ませてから入場しましょう!



入口のすぐそばには、タコス等の屋台が出てるよ!
トイレ
1万人以上収容できるゲラゲッツァ会場では、トイレが激混みです。
特に、始まる前と終了後、始まってから3時間くらいの際は、みんなが行きたいタイミングなので、長蛇の列です。
出来るだけ早い時間(始まってから1時間以内)は、比較的待たずに入れるかも知れません。
座りっぱなし&飲み物なしで、集中して観覧していると疲れもたまってくるので、立ち上がって身体を動かしながらトイレに行くのも気分転換になります。
トイレに立ち上がった際には、演者さんと一緒に写真撮影を狙ってみてください。



みんなステージに集中しているから、意外と穴場だよ!
服装
せっかく、『Los Lunes del Cerro』に行くならば!
衣装を調達しましょう!
結婚式に華を添える参列者が着飾るように。
ゲラゲッツァでは観覧者も気合を入れて、民族衣装でお洒落して来る方が多いです。
この時ばかりは奮発して、女性も男性もオアハカ州の民族衣装を購入して、演者さんの踊りを一緒に楽しんでください!



私も、お気に入りの刺繍ワンピースを着ていきました!
まとめ


いかがでしたでしょうか?
ゲラゲッツァ祭りは、オアハカの色鮮やかな伝統と温かな人々の魅力が詰まった奇跡の瞬間です。
事前準備がなくても十分楽しめますが、理解を深めることでより深い感動を得られると思います。
このブログを参考に、今年のゲラゲッツァ祭りを存分に楽しんできてください♪



記事の情報は数年前の古いものも含まれるから、最新の情報は現地で確認してね!